福澤諭吉先生没後弟子の慶應通信ノート・その後

慶應義塾大学法学部卒業 通信教育課程の勉強覚書

慶應義塾塾生の正月は読書三昧


 あけましておめでとうございます。本年も「福澤諭吉先生没後弟子の慶應通信ノート」をよろしくお願いします。
 さて本年の正月は読書から入りました。現在、読んでいるのは「分断の克服1989~1990 ー 統一をめぐる西ドイツ外交の挑戦」です。著者は板橋拓己東大教授。2022年の大佛次郎論壇賞を受賞した国際政治史・国際政治学の本で、大まかな内容は、一般に東西ドイツ統一は当時のコール首相の役割りが大きいとされてきましたが、ゲンシャー外相の役割りも大きなものだったという視点で描かれています。
 ところで福澤先生の「福翁自伝」によりますと大坂・適塾の塾生時代の記述には「・・・夕方食事の時分に、もし酒があれば酒を飲んで、初更に寝る。一寝して目がさめるというのが、いまでいえば十時か十時すぎ、それからヒョイと起きて書を読む。夜明けまで書を読んでいて、・・・」とあります。小生、さすがに福澤先生のように夜明けまで読書をする体力はありませんが、正月は酒を飲み、その間に読書をし、また寝るという生活を送ることになりそうです。

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