福澤諭吉先生没後弟子の慶應通信ノート・その後

慶應義塾大学法学部卒業 通信教育課程の勉強覚書

「国際法Ⅱ」の通常レポート作成中

 現在、行っていることは「国際法Ⅱ」の通常レポートの作成です。「国際法Ⅱ」は春期E-スクで履修しており復習の意味で勉強しています。課題は2021年度の課題を選びました。2021年度の課題の中で「自衛権」について論じるものがあり、そのため2021年の課題を選びました。
 ところで現在では安倍内閣での2014年7月1日・閣議決定により集団的自衛権行使が合憲とされていますが、長らく集団的自衛権の行使は違憲とされてきました。一般的に憲法学者の多くは集団的自衛権の行使は違憲、対する国際政治学者は集団的自衛権の行使は認めるべきと主張していました。
 今から遡ること約10年以上前の経済学部時代、所属していた慶友会では法学部の細谷雄一教授を招いて講演会・懇親会(飲み会)を開催しました。そこで細谷教授は集団的自衛権を認めなければその時点で日米同盟は崩壊すると強調されていたことを思い出されます(その後、細谷教授は安倍内閣の安保法制懇に参加されたことはご存知のとおり)。
 個人的に言いますと集団的自衛権行使については当初は違憲だろうと思っていましたが、その後、国際政治学を学んでいくにつれて限定的な集団的自衛権もありかなと思うようになってきました。むろん自衛隊がアメリカ大陸まで行って戦闘することは論外ですけど(中国大陸での戦闘も論外でしょう、なぜなら旧軍の侵略行為がまだまだ記憶にありますから)。せいぜい認められるのは日本領土・領海・領空周辺とシーレーンでの米軍等との戦術的な集団的自衛権の行使ぐらいでしょう。
 ともあれ第Ⅳ回科目試験に向けてゆるりとレポートを作成していきたいと思います。

×

非ログインユーザーとして返信する