福澤諭吉先生没後弟子の慶應通信ノート・その後

慶應義塾大学法学部卒業 通信教育課程の勉強覚書

2022年夏スク 回顧 その2

 これまでで一番きつかった夏スクだと以前書きましたが、時間を見つけて東京散策を楽しみました。三田キャンパスからJR四谷駅まで歩きました。途中、麻布台の外務省外交史料館で旧・日米安保条約と杉原千畝の特別展を見学、吉田茂首相のサンフランシスコ講和条約の受諾演説原稿は見ものでした。
 ついで六本木を通過して乃木坂では日露戦争時の陸軍第3軍司令官・乃木希典大将の邸宅によりましたが午後4時までが公開時間だったので間に合いませんでした。ちなみに付近の坂道は今でこそ乃木大将にちなんで「乃木坂」とよばれていますが、その前は「幽霊坂」とよばれていたとのこと。ということは今を時めく人気アイドルグループはひょっとしたら「幽霊坂46」となっていたのでしょうか。
 その後は赤坂の高橋是清翁記念公園まで歩きました。戦前7回にわたって大蔵大臣を務めて昭和11年(1936年)の2.26事件で陸軍の反乱部隊に殺害された高橋是清の邸宅跡です。当時の庭が残っています。ここでベンチに座って一服。
 再び青山通りを歩き出し弁慶橋を渡り紀尾井町通りを通って清水谷公園へ、ここには明治11年(1878年)に不平士族に刺殺された明治の元勲で内務卿・大久保利通の哀悼碑があります。付近はホテルニューオータニがありますが紀尾井町通りはあまり人通りはありませんでした。明治11年当時となるとさらに寂しい所で暗殺現場として絶好な場所だったのでしょうか。


 約13キロのぶらぶら徒歩の旅でした。

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