福澤諭吉先生没後弟子の慶應通信ノート

慶應義塾大学法学部乙類 通信教育課程の勉強覚書

「シン・日本共産党宣言」を読む

 今、話題の本「シン・日本共産党宣言」を読んでます。著者は共産党員の松竹伸幸さん。彼は日本共産党を開かれた党するために党首公選制を主張しています。共産党の党首は一般に「委員長」、正式には「中央委員会幹部会委員長」。
 松竹さんが主張されているように党首公選制が導入されれば、共産党内の風通しはよくなり、世間の共産党に対するイメージは一変するかと思われます。これに対して委員長の志位和夫さんは「(党首公選制は)規約から逸脱している」とのこと。規約なら変えればいいだけのことですが、彼ら(共産党幹部)が恐れているのは公選制導入によって党内に派閥ができることらしい。昔から日本だけでなく世界中の共産党は分派・派閥・グループを認めず全党一致の組織を保持していますが、現代は多様性の時代、政策に幅を持たせた方が党勢は伸びると思うし他党との連携もスムーズにいくのではないでしょうか。現在の自民党一強の政治状況が変わると思うよ。


 

×

非ログインユーザーとして返信する